院長ブログ

2011.06.20更新

今日は少し専門的な話になるが、成長期の子供さんあごのずれに対する注意を話したいと思う。おとなになって苦労されている多くの患者さんshockを診ているうちに、そのずれが、ちょうど歯の抜け変わる小学校低学年でおき始めている事が多いことが判明したからである。なるべく早く対応することは大変重要なことなので、その1例をあげてみる。

小学校1年のK君 

 前歯の反対咬合(受け口)をLAにて治療後、上顎
2番{前から2番目の上の歯)が舌側(内側)に萌出、右側片側のみcross biteになった。(2番目の歯だけが上下のかみ合わせが反対になった)
 歯冠幅径(歯の大きさ)が大きく、将来叢生(デコボコ)になることも予想されるため、側方歯群の萌出を待って(奥歯がはえてくるのを待って)、フルマウスの叢生治療に移行する必要が考えられた(口全体の矯正治療が必要になりそうであった)。あるいはフェイスマスクによる、上顎の前方成長を促進させる必要も考えられた。

しかし、cross bite(部分的な反対咬合)により、下顎位が異常方向へ誘導される懸念があり、成長期における下顎位の正常発育は重要なポイントであるため、下顎にバイトプレートを装着しタッピング運動により調整したところ、下顎位が変化した。このプレートを咬合挙上板として使用しながら、早期に右側2番の叢生をLAにより改善することとした。
結果、正中線は一致し、前側方に偏位していた下顎は、正常な位置に誘導されたと考えられる。


 特に上の前歯の叢生を早期に治療する意味は、正常な下顎位を誘導するファクターとなる場合が多いので、大切なポイントだと思う。治療期間をいたずらに長期化する必要はないが、常に下顎位を考慮に入れて矯正治療へきめ細かに対応する必要性を改めて実感した一例である。

 成長期に、この様な問題が解決されていたら、あごずれの問題は起きなかっただろうと思う例に、しばしば遭遇する。子供さんたちの歯科治療や検診に関わる歯科医の責任はとても大きいのであるthinkscissors

心して観ていってあげて欲しいと願うばかりであるwink

投稿者: 国島歯科

2011.06.18更新

まばゆいばかりの新緑の青葉clubが雨にぬれている。
 自然の災害の脅威にさらされて3カ月、つらく哀しい景色ばかりが心をふさいできたけれど、自然は変わらずその優しさや美しさを提供してくれている。
 
 金華山のふもとに生まれ育ったわたしには山の緑が当たり前の風景で、今も自宅とオフィスは、その豊かな環境の中、癒しの空間だとつくづく思う。鳥のさえずりと、木々の間を抜けてきた風の匂いで目覚めるwinkことに始まり、台所、リビングの窓は山に向かって大きく広がっているので、絵画の1つも不要な空間である。
 2Fのオフィスの5台の診療台は、すべて窓から山を臨む位置に設置してあるため、一日中、自然に豊かな緑と対面することになる。連続緊張の中、視線を上げれば、風にそよぐ緑の葉が深く息づくさまにほっとするconfident。患者さんたちも同様で、診療台を起こしてさしあげておくと、緑はいいですねーと、顔がほころぶwink。いや~な歯科治療の痛みを一時忘れて下さる瞬間だと思いたいhappy02
 
 町の中で、こんなにも山に隣接して民家があるのは珍しいようであるが、これはうちの大きな財産confidentである。歯科医になって35年、ひたすら駆け続けてきた気がするが、恥ずかしながら最近還暦間近になって、その価値と大きさに改めて気づくゆとりが出てきたようだ。
 
 何十年も貯めて積まれた雑多なものが(私自身が積み上げたのだが)視線を邪魔することが許せなくてdespair(むろん私自身に対してである)、ひたすら片づけて掃除して、開け放たれた空間を山の緑でいっぱいにするべく、がんばっているnote
 これがわたしの還暦を迎える準備scissors、いわば心の窓磨き。美しい景色もクリアに入ってこない加齢の変化に(白内障の兆し?かな?)、ささやかに抵抗したいと思うこの頃である。

投稿者: 国島歯科

2011.06.06更新

劇団四季の「赤毛のアン」を見ました。もう数カ月前のことです。ミュージカルは大好きですが、なかなか観る時間がとれないので、出かけたときは、年甲斐もなく結構ワクワクしましたlovely。1つの舞台が観客の前に披露されるまでに、どれだけ多くの人が関わり、膨大な時間が費やされ、才能と努力と情熱・の総結集であるわけで・・・その陰にある様々な人生にまで思いを馳せれば、あっという間の3時間がとても大きな意味を持っていると感じます。
 
 さて、赤毛のアンは誰もが知る不朽の名作で、そのストーリーよりも、観客を引き込んで止まない歌と踊りの高揚感でとても楽しかったのですが、今日はその中で使われた、心に残る珠玉のワンフレーズを紹介したいと思います。
 
 孤児院で暮らす赤毛のアンが、子供がいない老姉弟に引き取られるところから話は始まります。老齢ゆえ、農作業がはかばかしく出来なくなったため、その担い手として男の子を望んだ二人の前に、どう間違ったか、女の子が来てしまう。役に立たない女の子など要らないと言い放つ姉との会話の中で、穏やかな老人(弟)は、こう言うのです。「この子はこちらが望むようなことは何もしてくれないかもしれないけれど、僕たちがこの子にしてあげることがあるかもしれない。それもいいじゃないかwink・・・」
 俳優の素朴で静かな語りが心にしみました。
他人の面倒をみるゆとりなど無い、決して豊かではない生活の中、損得でものを考える現実的な妹(女)の思考回路に比べて、心やさしいお爺さんの精いっぱいの抵抗の言葉は、今でも深くわたしの胸にしまわれています。
結局、アンの明るさが姉弟の心に灯をともし、形ではない幸せの時間を与えられるという、ありきたりのお話ではありますが。

 なにを隠そう、わたしも合理的現実的女の端くれで、うまくゆかない現実を誰かのせいにしてイライラしたり、ため息の連続poutbearing
でも、誰かが何もしてくれなくても、出来なくても、わたしが何かをしてあげられるのなら、それもいいじゃないか・・・と、あのお爺さんが語りかける気がして、そろそろ還暦を迎える年齢にふさわしくconfident豊かに微笑んでいたいものだとconfident思うのです。note

 

投稿者: 国島歯科

2011.06.01更新

エステ感覚で歯肉のマッサージはいかがですか?
口の中にはたくさんの全身に関わるツボがあり、このツボと、口を動かす筋肉をリラックスさせるマッサージ・・・これが、自律神経を安定させ、交感神経と副交感神経のバランスを整える効果があることがわかりました。自律神経の安定は、免疫にも大きく影響し、免疫力UPは、歯肉の免疫、つまり歯周病予防に効果があるばかりでなく、全身の免疫力も挙げるのです。近年虫歯による歯の喪失率は格段に減りましたが、歯周病は25歳以上で80%に増加、どうやら、ただ歯磨きをしていただけでは、歯周病は防げないようです。歯周病は歯を支える複雑な歯肉に細菌が感染し、歯肉だけでなくその下の骨まで壊していくこわ~い疾患です。それに、動脈硬化や糖尿病のリスクを高めるとも言われ、要注意。普段あまり痛みとして感じることが少ないし、歯磨きもがんばっているし、定期健診も受診しているので一応安心?と思いたいところですが、実は歯周病を悪化させる大きな原因にストレスcatfaceがあることをお忘れなく!です。ストレスは交感神経をONにしたまま、血流を悪くし、細菌と戦う免疫力ダウンの状態を作り出します。国島歯科では、これまでも治療の一環として、全身の経絡(ツボ)の電気抵抗値を利用した良導絡というコンピューターで交感神経の状態を測るサービスを行い、どうしたら自律神経のバランスを良くできるか、全身の健康のために、どのような指導をしたらいいか、など東洋医学的アプローチも行ってきました。さて、この良導絡計測を歯肉マッサージ10分間の前後で行ってみると、その効果がはっきり出てきました。これをやらない手はありません。わたしは毎回、眠ってしまいます。confident本当に気持ちいいです。顔筋は、実は外側より口の中からの方が直接触れることができるので、アロマのジェルで行う免疫UPマッサージで、気持ちよ~いひと時の後には疲れたお顔に笑顔wink、ご希望ならリップマッサージも加えての15分。女性ばかりでなく、口をへの字にがんばってる男性にも効果抜群のリラックスタイムを提供します。

投稿者: 国島歯科