幸せを呼ぶ口元美人

幸せを呼ぶ口元美人

昔から、明眸皓歯(めいぼうこうし)と言われる言葉に代表される白くて綺麗な歯は、最近流行の歯のホワイトニングへの関心にも現れている様に、魅力的な人に欠かせない要素です。けれど実はそれだけでは本当の美しさにはつながりません。特別に深い関係の事を「唇歯の関係」というほどに唇が大切で、問題は唇が作るいい笑顔なのです。

人をひきつける口角が挙がった笑顔

憧れのヨン様の「貴公子の微笑み」しかり。「モナリザの微笑」しかり。人を惹きつける笑顔の絶対条件は口角がキュッと挙がることです。苦笑や冷笑では口角が下がり、これでは話になりません。きっと心から笑える内面的な豊かさと優しさが自然に口元を表現するのでしょう。
魅力的な笑顔のことを、アメリカではウイニングスマイルと呼び、人生の成功=勝利を導くと言われるくらいです。更にこの笑顔はワイドスマイルと言って、上の奥歯の大臼歯までが見える程大きく口角が広く挙がるのがいいとされています。口元に手を当てて、おちょぼ口でホホホと品良く笑うことが伝統的に受け継がれてきた日本では、こんな感覚はなかなか受け入れ難い世代もありますが、好き嫌いは別にして、すてきな笑顔の人には誰もが好印象を持つものです。

意外にできない人が多い

もちろん、美しく健康な歯ぐきと白く綺麗な歯に自信がもてないと、なかなか大口を開けて笑うことも出来ないのですが、この口角を挙げて笑う、ということが意外に出来ない人が多いのです。唇の周りの筋肉や頬を動かす筋肉が表情豊かに動かないとなかなかいい笑顔にはなりません。顔を形作っている表情筋はアナウンサーのような日常的に喋ることを職業にしている人でも30パーセント位しか使われていないといいます。それに年を重ねれば、お腹や胸の筋肉と同じように顔の筋肉も垂れ下がり、口角も下がっていつのまにか上の歯が見えず下の前歯しか見えない笑顔、もっと言えば、ブルドック顔。なんてことにもなりかねません。

かみしめないで、素敵な笑顔に

でも、いつも心から笑っていられる程楽しいことばかりではないし、と口をへの字にされるあなたへ・・・。
私は以前から、噛み合わせの治療で様々な苦しさを訴えて来院される患者さんの中で特にその症状を悪化させる日常の悪習慣に「かみしめ」があることに気付いていました。人はストレスが原因で口を閉じる筋肉を強く収縮させるメカニズムを持っていますが、これを続けると顎が疲れ果て、更にこれがストレスになって悪循環。ところがわかっていてもなかなか止められない。そこでそんな方たちに常に口角を挙げる笑顔を心がけてもらう様にしたところ、かみしめる筋肉が使えないため悪習慣を断ち切ることに成功。そしてすてきな笑顔も一挙両得。身に覚えのある人はどうかお試しを。

鏡の前で口角を挙げる練習を

笑っているわけではないのに、いつも微笑んでいる雰囲気をもつ人は周りの人を幸せにします。自分が苦しい時にはせめて周りを和ませる、笑う「振り」をしていると、案外後から心もついてくるものです。まずは鏡の前でニコッと口角を挙げる練習を。あなたもその笑顔がきっと好きになることでしょう。