保険治療

歯国が税金を使って補償してくれる保険治療は、大変ありがたいものです。 国の補償は他にも、例えば災害時に住居を喪失した時には、仮設住宅で対応してくれる等 様々な対応がなされます。
が、それらは、残念ながら、基本的に最良十分なものではありません。 つまり、一生快適満足に暮らせるような家は、自分で建てるしかありませんね。 同じように、歯科における保険治療にも限界があり、特に補綴物には、健康にとってベストで快適なものには適応がありません。
歯科医療分野での研究発達には、日々めざましいものがあり、新しい医療機器や、材料が開発されています。それらは、過去の様々な問題点を解決し、より高度な治療を可能にしました。 医療人としての私たちの願いは、常に、健康の保持のため最高の医療を行いたいという事に尽きます。 このための、当院では最新の機器に設備投資を行い、最良の治療への対応を行っています。

金属アレルギー・コヒーラー現象

現在保険適応されている金属である金銀パラジウム合金についてお話します。 この金属が保険治療として認可されたのは1960年です。 以後、当時から、口腔内においては健康安全な金属は金合金、との学会からの要求要請が 認可される事はなく、60年近くが経過したことになります。
この60年間の間に、口腔内の金銀パラジウム合金にとっては、決定的に大きな環境変化がありました。1つは、車社会の到来により、廃棄ガス規制が導入され、そのためにパラジュウムイオンの触媒としての使用が始まった、ということ。つまり、排気ガスによりパラジウムイオンが巷に溢れる事になったわけです。これが原因でアレルギー反応が生じた際には、口腔内の金属がすべてアレル源となり、身体中にアレルギーを引き起こす結果となりました。
2つ目は、携帯電話の普及です。携帯電話は電磁波を発生しますが、耳周囲に置かれるので発生する電磁波が、口の中にも到達することになります。 電磁波が銀色の金属、金銀パラジウム合金に当たると、金属はイオン化し電流となって、 口腔内に金属イオンが流出します。これをコヒーラ現象、といい、金属アレルギーは周囲の歯肉の炎症から全身へと及ぶことになります。 このような時代の流れ、環境の変化に対し、人体臓器である歯の代用品としての金銀パラジウム合金は残念ながら、十分な機能を果たせなくなった、と言えるでしょう。 私達医療人は、自分の立場を置き換えて、投薬、手術等も含めて、自ら受けてもいいという医療を提供すべき立場にあります。健康になるための治療なのですから、当然の事と考えますが、私を含めたスタッフや家族に、この金銀パラジウム合金治療をするつもりはありません。では、なぜ、患者様に使用するのか?と言えば、保険が効く、安価だから、であり 健康のため、ではない、ということなのです。

自費治療

従って、代わって開発されたセラミック素材のうち、きちんと咬合しても割れない様々なセラミックを登用しています。

かぶせ物

 ジルコニア、e-max など、オールセラミック 金合金(従来のメタルボンドと呼ばれる金属の上にセラミックを載せる方法では、金属の含有成分により金属アレルギーが出る可能性があるため使用しません)どうしても金属を使わなければいけない場合も、アレルギーを起こしやすい成分を含んでいないものを使用します。

樹脂(レジン)による詰め物・被せ物

 金属ではない樹脂の詰め物・被せ物が保険適応されていますが、これは、数年のうちに歯と樹脂の境目周りが褐色に変色してきます。これは天然歯と樹脂の収縮率の差によって隙間が開くことによります。
極初期の虫歯、予防清掃が安易な場合は適応しますが歯と歯の間の虫歯に対しては、詰め物では再発の可能性が高い場合が多いため、『とりあえず詰め物』ではなく、被せ物での治療をお勧めしています。また、樹脂の被せ物は変色・再発の危険に加え、材料的な強度による破損や擦り減りが多くみられます。
そのため、少ない切削量で十分な強度が確保できるジルコニアインレーをお勧めしています。
虫歯の治療は、何度もやり直しが必要になる度に、削除量が多くなり、時には神経の処置が必要になり、補綴物も大きくなり、重症化していきます。修復材料の問題で、このような
経過をたどらないためには、初期の虫歯をきちんと治し、行き届いた予防を行っていくことが重要です。

CADCAMシステム

従来の型取りではなく、3Dカメラによる撮影で、セラミック素材を削り出し、出来る限り迅速に制作、(早ければ、最短1日で装着可能)し、長期に渡る口腔内の汚染から歯を守ります。このCADCAMシステムは、制作に及ぶ様々な材料の誤差を失くし、より質の高い
制作を可能にしました。審美的付与は院内の専属技工士が、直接患者様に対応しますので、より満足度の高いものが装着出来ます。

インプラント・義歯

やむを得ず歯を失くされた場合、入れ歯を嫌がれる方は多いのですが、失くした臓器が簡単に蘇るのは有難いことだと思います。ただ、その形や、咀嚼能率など、これまでとは違った対応が必要になってきます。義足をつけてもすぐに歩けるわけではなく、それなりに慣れることが必要ですね。入れ歯も直ぐには違和感の大きいものですが、いきなりインプラントを考えるのではなく、まず慣れることから始め、入れ歯との相性を確認するために、当院ではまず費用のかからない保険義歯を経験して頂きます。

その上で、より快適で満足のいく咀嚼のためには

・金属床義歯、コンフォート義歯、ノンクラスプ義歯等、自費対応義歯
・インプラント、
・インプラント義歯

等を提案させて頂く事が出来ます。

インプラントは、CT撮影による十分な精査、全身状態の審査を行い、インプラント専門認定医(指導医)が施術いたします。

根管治療

歯の構造として、一番中心部には神経が通っていて、虫歯等の理由によりその神経の処置が必要になってくる場合があります。
神経の処置(根管治療)において大事なのは、神経の通り道(根管)を全く細菌がいない綺麗な状態にすることです。ですが、根管は人によって歯の本数も違えば、枝分かれをしていたりと複雑な形態をしています。また、根管自体が0.1mm単位の非常に細い場所のため、肉眼での確認がまず不可能な場所です。そこを手探りで治療していく訳ですから、確実な処置というのが非常に困難な治療になります。

そんな治療をより正確に確実にするために必要なのが、CT撮影やマイクロスコープ(顕微鏡)、ラバーダムなどの各種機器や道具になります。
しかし現在の保険治療の制度では、一部の場合を除いて上記機器の使用は認められていません。また、保険点数の制限から十分な時間をとってしっかりとした治療を行う事が非常に厳しくなっています。
歯の根というのは家で例えると土台 基礎の部分になります。その状態を疎かなまま、治療を進めていくわけにはいきません。そのため当院では、より良い治療を提供するために自費の根管治療をお勧めさせて頂いています。

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