噛み合わせと、聴力
噛み合わせと、聴力。がとても関係深いことがわかってきました。
言い換えれば、どんな風に食べているの?ということで、耳が聞こえにくくなったり(つまり難聴)、聞こえにくかった耳が治ったりする、ということ。
ものを食べるには、顎をじょうずに動かして、歯と歯をすりあわせないと十分に砕けないしおいしいエキスも出てこないのですが、これを難しい言葉でいうと、咀嚼といいます。牛やキリンが食べている口を見ていると、ただ上下に動いているだけでなく、モグモグと、とても複雑にこねくりまわす様にしていますよね。あれが人間にとっても、とても大切なのです。けれど、そうはしたいのだけれど、たくさんの歯がじょうずに満遍なくそれをできる様になっていないと、かみ易いところでばかり、咀嚼をする様になってしまいます。咀嚼する力というのは、結構大変な力がかかっているので、それをいつも偏った場所でしか行わないと、その力は筋肉を通して、顎関節を介して、耳にまで影響が出てくるというわけです。噛み癖を直す、あるいは、噛み合わせを治すなど行うと、聴力の状態が変わるのがわかってきました。
というわけで、当医院ではオーディオグラムで聴力検査を行い、より健康に良い噛み合わせつくりの参考にしています。