乗馬を始めました。楽しい~です。
もともと動物は大好きで、小さい頃の夢は、動物園の園長さん。飼育係でないところが面白いけれど、色々な動物と遊べて、ずっとそこに居られることが楽しそうだったからでしょう。犬、猫、小鳥、に始まり、はつかねずみ、金魚、ひよこから育てたにわとりまで、いつも遊んでいた記憶があります。
乗馬には、昨年、北海道旅行で偶然ライディングしてから、すっかりはまってしまいました。健康やエクササイズのためではなく、ただ、楽しいという理由で、乗馬クラブに入り、どうやら本格的な趣味になりつつあります。日曜、祭日に行くので、多くの子供たちにも出会います。大きな馬相手に見事に乗りこなしているのを見ると、幼いころの自分と重なります、きっと動物が好きなんだろうな・・・。テレビゲームにパソコン、無機質な動画の中で出会うものとは違う、動物の暖かさ、自然の匂い、馬の背から見る空の広さなんかが、きっと気持ちいいはずです。長い歴史の中で、人は馬とずっと一緒で、生活を助けられてきた信頼感みたいなものもあるのかな?皆本当に楽しそうです。
馬が合う、とか、人馬一体、とかいう言葉がある位だから、本当に身近な動物だったのでしょう。例え話にしても、馬を操るために馬の口の中に入れて噛ませるはみという金具、これをはずすと、馬が勝手に動くようになることから、はめ(はみ)をはずす、という言葉が生まれています。道草を食う、というのも騎乗している馬が途中で草を食べ始めて動かない状態から出た言葉だし、らち(馬場を囲む囲い)があ(開)かない、も同様、馬が同道巡りする様を例えたものです。
なんて面白いのでしょう。
乗馬の本場と言えばイギリスですが、こちらでは、人馬の歴史はもっと密接であり、移動手段であった馬が車に替わっても、車のエンジン容量は馬力で表現されています。タクシーのことを英語でキャブと言いますが、これは辻馬車のこと、(フランスでもキャブリオーレ)、ワゴンは、四輪馬車、セダンは屋根が付いた馬車の名前、という具合に、電気エンジンが馬に代わっだだけ、ということがよくわかります。
さて、もしかしたら人間関係以上に繊細で知的なコミュニケーションが必要
馬耳東風、馬の耳に念仏 こんな言葉がある程に、馬の耳は心の状態を物語るようです。
言葉で伝えられなくても、耳を傾けて語りかけてくれるその仕草に、ちゃんと応えられるように早くなりたいと思います。
さて、次はいつ会えるのだろう