感慨深く還暦を迎えて、よし、新たなる出発だ、と意気込んでいたのに、もう62歳

なんて早いのだろう

結婚、別れ、子育て、走り続けた歯科医人生、と想い返せばそれなりの物語が多々あるけれど、人生の折り返し地点から夢見たのは、残り少ないけれど、だからこそ自分が信じた道をまっすぐ歩く事



きっと最後まで未完成のままだろうが、信念だけは貫き通せたら後悔は無いはずだ

さて、54歳で、学位修得に挑んだ時、周囲の博士さんたちは、その歳でなんの得にもならないから止めておけと忠告してくれた。だが、還暦の再出発までの最後の仕上げダッシュ


年を重ね、目に見えないものにこそ大きな価値がある事を学んだからである。
女なら、美しくありたい


生きざまの戦いには、若さゆえの苦渋の思いがつきまとった。
が、岡倉天心の言った「無用の用」の教えが、時にそれを助けてくれた。
花


これが、「無用の用」の意味である。
また言葉というものは、言霊(ことだま)が語源であり、魂の発露という意味である。だから、どんな時でも、優しく美しい言葉を吐けば、有難いことに、その言葉に乗っかった魂は浄化されるというものだ。
私たち医療人は、仕事をして充分な報酬が得られなくても、「ありがとうございました」の言葉が、心に灯


仕事をする目的は、お金を稼ぐことそのものではなく、「豊かに生きる」

