
自然の災害の脅威にさらされて3カ月、つらく哀しい景色ばかりが心をふさいできたけれど、自然は変わらずその優しさや美しさを提供してくれている。
金華山のふもとに生まれ育ったわたしには、山の緑が当たり前の風景で、今も自宅とオフィスは、その豊かな環境の中、癒しの空間だとつくづく思う。鳥のさえずりと、木々の間を抜けてきた風の匂いで目覚める

2Fのオフィスの5台の診療台は、すべて窓から山を臨む位置に設置してあるため、一日中、自然に豊かな緑と対面することになる。連続緊張の中、視線を上げれば、風にそよぐ緑の葉が深く息づくさまにほっとする



町の中で、こんなにも山に隣接して民家があるのは珍しいようであるが、これはうちの大きな財産

何十年も貯めて積まれた雑多なものが(私自身が積み上げたのだが)視線を邪魔することが許せなくて


これがわたしの還暦を迎える準備
